Incident Report

[BBS投稿No.111]

日時/場所 
    2001年9月/北海道積丹半島
インシデントの内容
    カヤック半水没、破損
ツアー状況
漁港付近でのトレーニング(わたしとFさん)
インシデントの詳細
時化の日、漁港外部のテトラポット地帯で、前部隔壁の無いカヤックに乗ったFさんが沈脱。カヤックのバウ側が水没して、エンダー(釣りで使う”浮き”)状態になり、カヤックへの再乗艇はもちろん、安全地帯に曳航することも、テトラポットに引き上げることも困難な状況に陥った。
なお、同行者(わたし)は漁港内部に居て、事故の発生に気付くのが遅れた。その間、風に流されたカヤックはテトラポットに何度か叩き付けられ、多大なダメージを受けた。
処置
事故現場に近づくことは危険と思われた。仮に近づけたとしても、エンダー状態のカヤックを安全に曳航する自信がなかった。結局、カヤックを2人がかりでテトラポットに引っ張り上げて回収した。
原因
事故の発生原因として、沈脱時に隔壁のないカヤックの取り扱いが困難であることを十分に理解していなかったことが挙げられる。さらに、カヤック破損という重大な結果を招いた原因として、非常時の連絡手段を確保していなかったことによるレスキューの遅れも挙げられる。
反省/対策
エンダー状態にならなければ、セルフレスキューが可能だったかもしれないし、別のカヤックで曳航する選択も考えただろう。隔壁の無いカヤックには、浮力体またはシーソックを装備する。また、非常時の連絡手段として最低でもホイッスルを用意する。







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