以前、うちの会社は香川県で仕事をしていたという話をプロフィールに書きました。
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香川県の東部は、東讃(現東かがわ市)と呼ばれ、国内の手袋の大半を生産する「手袋の町」だったりします。私の会社のショップの近くにイズイシ手袋という屋号で手袋を作っているアウトドア好きな友人がおりました。
手袋職人のおっちゃん、出石(いずいし)さんです。私らも良くカヌー道具を始めとするアウトドア用品などを作って貰ったりしながら親しくしていたのです。
この手袋職人のおっちゃんがものすごく研究熱心で、ご想像通り、仕事が海外に流れて行く中、色んなアイデアを集めて、通販はじめたり、オークションに出品したり、ああだこうだと一緒にネット仕事を模索していました。
工場に遊びに行くと、ホワイトボードにはいつも売上目標◯◯円とか、研究熱心なだけじゃなく、仕事に取り組む姿もアウトドア馬鹿の私らには叶うべくもなく、何よりも熱心に手袋を作ってた姿を今も思い出します。
CACAZAN グローブ
5~6年ぶりになりますかね、久しぶりに松浦と尋ねたイズイシ手袋の出石さんは、日本で唯一のフルオーダーメイドでグローブを作るCACAZANというブランドを立ち上げて、今やオーダー待ち2~3ヶ月という人気ブランドのオーナー職人です。
どうして出石さんの手袋がここまで成長したのか?というのは、もちろんご自身の努力が実ったという他無い訳ですが、縫製業という職人の仕組みも後押ししてくれた、そんな話も今回色々聞きました。
縫製業というのは、分業化が当たり前に進んでおり、例えば裁断する人、縫製する人、などがすべて分業で作られる仕事だそうです。ところが出石さんはそれらの作業をすべてこなす事が出来る。小回りが効くオーダーに対応出来るというのが凄い武器になったと言います。
もちろん、今でも日本一の手袋の生産を誇る香川県ですが、それらのすべての作業をハイクオリティにこなす事が出来る職人さんは既に皆無だと。
そして、自分の作る手袋はまだまだ良くなるという職人気質な信念。
私もその昔に出石さんに作って貰った手袋を今も大事に使ってますが、近々また新しいドライビンググローブを作って貰おうと思ってます。
一生モンのグローブを作るサイトはこちらから >>> CACAZAN
車から自転車にバイクほか、たっぷりと手袋職人が作った逸品が揃ってます。
◆ 吉川ごう
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